請願




広陵町の有料ゴミ袋を半額にすることを求める請願
 ゴミ問題は地球環境や温暖化問題と直結した重要な問題です。私たちの町では、古寺のクリーンセンターが稼働した平成18年(2006年)11月以降、ゴミの減量を目指すとして指定ゴミ袋の有料制が導入され現在に至っています。
 ところがこのゴミ袋は原価が販売価格のほぼ4分の1で、4分の3は町の収益として新清掃施設建設基金に蓄えられ、その残高が令和5年度末で5億1550万円余りにもなっているとのことです(町の説明による)。町議会では有資源回収で1億4000万円が一般会計に繰り入れられており、本来この収入も基金に蓄えられるべきではないのかとの指摘もあります。  令和3年の6月議会では有料ゴミ袋半額を求める関係条例改定案が議員提案され、さらには令和4年の3月議会では同内容の請願が上程され審議されましたが、いずれも賛成少数で否決されています。
 もともとゴミ処理は自治体の責任で行われるもので、住民は住民税を負担しており、別途住民負担なしで実施するのが本来の姿(県内10自治体=奈良市・天理市・香芝市・葛城市・山添村・三郷町・安堵町・明日香村・王寺町・大淀町では現在も無料です)ですが、「ゴミ減量につながるのではないか」との意見も当初からありました。
 コロナ禍の長期化で生活が困窮しつつある町民が増えている中で、単発でしたが町がこれまでに無料のゴミ袋引換券を配布されたことや紙おむつの無料回収を実施したことは歓迎されています。しかしながら天理の新清掃施設本格稼働やそれ以降においても現行価格を維持することは「高いゴミ袋」を買い続けなければならないことになり暮らしを圧迫します。  よって、町民の暮らし応援のために下記事項を請願いたします。
 
広陵町の有料ゴミ袋を半額にすることを求める請願